A 水位情報 |
用 語 |
説 明 |
水位観測局 |
河川・ダム流域に水位観測局を設置し、テレメータで管轄する事務所などへ水位データを送っています。 |
水位 |
河川などの水面の位置を観測局ごとに設定した基準面零点高からの高さで表した値です。
(したがって、一般に用いられる標高とは異なります。)
零点高のT.P.は「東京湾中等潮位」を、K.P.は「北上川」からの高さを表す記号で、T.P. 3.0(m)などと表します。
K.P.からT.P.への換算は、T.P.=K.P.-0.8745mです。
T.P.とEL(標高)は同じです。 |
流量 |
単位時間内に流れに直角方法の断面を通過する流体の体積を表す値で、単位は(m3/s)です。 |
水防団待機水位 (レベル1水位) |
水防警報を行う河川において、水防団が出動するために待機する水位です。 |
氾濫注意水位 (水防団出動) (レベル2水位) |
水防警報を行う河川において、水防団が出動の目安となる水位です。
洪水予報・水位周知を行う河川において、氾濫の発生に対する注意を求める水位です。 |
避難判断水位 (レベル3水位) |
洪水予報・水位周知を行う河川において、市町村長の発令する避難準備情報などの発表判断の目安となる水位です。
避難準備などの氾濫発生に対する警戒を求める水位です。 |
氾濫危険水位 (特別警戒水位) (レベル4水位) |
洪水予報・水位周知を行う河川において、市町村長の避難指示などの発令判断の目安となる水位です。
避難指示などの氾濫発生に対する対応を求める水位です。 |
計画高水位 (H.W.L) |
堤防の設計・整備などの基準となる水位で、計画上想定した降雨から算出された流量をダムなどの洪水調節施設を
組みあわせて各地点の計画流量を決定し、それに対する水位として決定したものです。河川の計画上の水位なので、
堤防が完成していなければ、この水位より低い水位で氾濫などが発生する可能性があります。 |
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○水防警報情報 |
用 語 |
説 明 |
水防警報 (河川) |
国土交通大臣または都道府県知事が水防団の準備、出動などの警報を発表するもので、関係機関に通知されます。
水防警報は、指定した川ごとにあらかじめ決めておいた水位観測局(水防警報対象水位観測局)の水位に対して、
水防団待機水位、氾濫注意水位など水防活動の目安となるような水位を決めておき、川の水かさがその水位まで
上昇すると発表されます。 |
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○水防警報の発令基準 |
種 類 |
内 容 |
準 備 |
対象水位観測局の水位が水防団待機水位に達し、なお水位上昇の恐れがあるとき。 |
出 動 |
水位が氾濫注意水位に達し、なお水位上昇の恐れがあるとき。 |
解 除 |
水位が氾濫注意水位を下り、水防活動の必要がなくなったとき。 |
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○洪水予報 |
用 語 |
説 明 |
洪水予報 |
大雨などにより災害が発生するおそれがある場合に出されるもので、気象台から発表される洪水予警報と、
国土交通省または都道府県と気象台が共同して発表する洪水予警報があります。 |
洪水(河川) |
河川においては、台風や前線によって流域に大雨が降った場合、その水は河道に集まり、川を流れる水の量が急激に
増大します。このような現象を洪水といいます。
一般には川から水があふれ、氾濫することを洪水と呼びますが、河川管理上は氾濫を伴わなくても洪水と呼びます。 |
洪水(ダム) |
ダムにおいては、台風や前線によって流域に大雨が降った場合、その水がダム貯水池に流入する量を、そのダムで
決められている一定の流入量に達した時から洪水と呼びます。 |
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○指定河川洪水予報の種類と基準 |
種 類 |
基 準 |
氾濫注意情報 (警戒レベル2相当情報) |
基準地点の水位が氾濫注意水位に達し、さらに水位の上昇が見込まれるとき。 |
氾濫警戒情報 (警戒レベル3相当情報) |
水位が一定時間後に氾濫危険水位に到達することが見込まれたとき、あるいは、避難判断水位に達し、
さらに水位の上昇が見込まれるとき。 |
氾濫危険情報 (警戒レベル4相当情報) |
氾濫危険水位に到達したとき。 |
氾濫発生情報 (警戒レベル5相当情報) |
区域内において、氾濫が発生したとき。 |
解 除 |
氾濫注意情報の必要がなくなったと認められるとき。 |
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