3.ダム情報

●ダム(堰堤)
水の流れをせき止めて水を蓄えるために、川や渓谷などを横切って築いた建設物をダムと言います。 ダムを作る目的は、洪水を未然に防ぐため、生活用水を確保するため、水力発電をするためなど、それぞれのダムによってさまざまです。 河川法26条(工作物の新築等の許可)の許可を受けて設置するダムで、基礎地盤から堤頂までの高さが15m以上のものを「ダム」と言います。

●貯水位
ダムに貯留している水位です。

●全流入量
ダムに入り込んでくる水量です。

●全放流量
ダムから流している水量です。

●洪水時最高水位
洪水時、ダムによって一時的に貯留することとした流水の最高水位です。

●平常時最高貯水位
非洪水期にダムによって貯留することができる流水の最高水位です。

●洪水貯留準備水位
洪水または洪水に達しない流水の調節を行う場合を除き、越えてはいけない水位です。
洪水期中は、台風などの大雨に備えて、洪水調節容量を確保するため、平常時最高貯水位よりも水位を低下させています。

●洪水量
ダム毎に定められていて、下流河川の整備状況などを考慮し、河川水が河道内を安全に流下できるとした流量で、通常年に1〜3回程度起こる流量を設定します。 全流入量が洪水量以上となった場合に洪水調節開始となります。

●貯水量
ダムに貯留している水量です。

●事前放流
大雨などにより洪水が予測される場合、あらかじめ利水容量の一部を放流することで、より多くの洪水調節容量を確保するものです。


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